ちびっ子チャレンジ運動Challenge the exercise

「走るのは速いけれど、球技は苦手…」
「投げるのは得意だけど、蹴るのは苦手…」
こんな人たち、あなたの周りにいませんでしたか?
一見、活発に体を動かしているように見える子でも、実は経験している動きが限定的な子もいます。これからたくさんの楽しいスポーツに出会っていく子どもたち。将来どんなスポーツをしても楽しめるようになるためには、幼少期に様々な運動を通して、たくさんの「動きの基(もと)」を身につけ、「動ける体」に育っていくことが重要です。
幼少期に経験して欲しい様々な運動とは、小学校学習指導要領に示されている「体を移動する運動」、「体のバランスをとる運動」、「用具を操作する運動」、「力試しの運動」の4つです。これら4つの運動の中で、これからスポーツを楽しむために特に身につけておいて欲しい基本的な動きを、幼稚園や小学校の体育を30年以上教えてきた現場の先生方と、幼児の運動について研究する専門家が協力して、「ちびっ子チャレンジ運動」としてまとめました。
設定されている年齢、例えば「2~4歳」とは、「4歳くらいまでにはできていたら良いな」という目安と考えてください。

さあ、ちびっ子チャレンジ運動に楽しく取り組み、子どもの「運動経験の見える化」をしてみましょう!
あなたはバランスよく色んな動きを身につけることができているかな!?
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楽しみながら
取り組もう「チェック」するというよりは、「子どもと触れ合うきっかけ」として、楽しみながら取り組んでください。今、できなくても「運動神経が悪い」わけではありません。単に、その運動に必要な動きをこれまでに経験していなかっただけです。楽しみながら、様々な運動経験を蓄積していけば、「動ける体」に近づいていきます!
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子どもがする前に、
大人が見本を見せよう子どもは真似することが大好き。口だけで子どもに説明するのではなく、大人がチャレンジしている姿を見せることが、子どもの「やってみたい!」という意欲を引き出します!
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できなくてもOK!
頑張った姿を認める声掛けを子どもがたとえ違う運動の仕方をしたとしても、「違うよ!」などと言わず、まずは「頑張ったね!」、「上手にできたね!」と認めてあげましょう。その上で、「次はこうしてやってごらん」と意図する動きに導く声かけをしてあげてください。
- ・身体を大きく使う動作があるので、ご家庭にある周りのものや人にぶつかりけがする事がないように十分注意して楽しく行いましょう。
- ・靴下をはいて実施すると滑って転倒する場合がありますので、裸足での実施をおすすめします。
- ・本サイト内に掲載されているイラスト、文章、写真について許可なく複製、転用することを固く禁じます。
※全ての実施者は親子です。
体を移動する運動①
ギャロップ2~4歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-

- ・子どもの前方で大人が一緒にやってあげると、子どもはイメージをもちやすいです。
- ・簡単にできてしまった子は、横向きのギャロップにもチャレンジしてみましょう。
スキップ4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-

- ・子どもの前方で大人が一緒にやってあげると、子どもはイメージをもちやすいです。
- ・簡単にできてしまった子は、2人で手をつないでしたり、スキップで追いかける・逃げる鬼ごっこをしたりするのも面白いです。
後ろスキップ6~8歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-

- ・後ろスキップは、ぶつかったり転んだりしやすいので、段差や障害物がないことを確認して安全に注意して行ってください。
- ・簡単にできてしまった子は、手をたたきながらしたり、2人で手をつないでしたりするのも面白いです。
体を移動する運動②
ぴょんぴょんジャンプ2~4歳
- 準備
- 大人は、子どもが連続でぴょんぴょんと跳べるくらいの広さ(約30~40㎝)に両脚を広げて座る。
- 説明
-

- ・「大人の脚の真ん中で1秒以上止まってしまう」、「ぴょんぴょんとリズム良く跳ぶことができない」、「ジャンプする時に両足がバラバラになってしまう」場合は、成功ではありません。でも、「残念!」などと声かけするのではなく、「上手!」と認めてあげましょう。そして、「次はこんな風にできるかな?」と見本を見せながら一緒に楽しんでください。
連続ジャンプ競争4~6歳
- 準備
-
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・大人は、子どもが連続でぴょんぴょんと跳べるくらいの広さ(約30~40㎝)に両脚を広げて座る。
- 説明
-
- 1)大人が広げた脚の横に立ち、大人の2本の脚を、両足をそろえたまま連続ジャンプでぴょんぴょんと跳び越える。
- 2)跳び終わったらすぐに向きを変え、ぴょんぴょんと戻る。
- 3)1)2)をなるべく速く繰り返し、10秒間で14回以上ジャンプすることができたら成功。
- 4)「ぴょん」と大人の脚を1本ジャンプで超えたら1回とカウントする。

- ・両足をそろえてジャンプできた場合のみ1回とカウントします。
跳んでくぐって6~8歳
- 準備
-
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・大人は、子どもが連続でぴょんぴょんと跳べるくらいの広さ(約30~40㎝)に両脚を広げて座り、子どもの腰の高さに腕の高さがくるように両手を横に広げる。
- 説明
-
- 1)大人の右脚の横から、スタートの合図で「右脚を両足そろえて跳ぶ」→「左脚を両足そろえて跳ぶ」→「左腕をくぐる」→「右腕をくぐる」という動きで大人の周りをなるべく速く1周する。左腕をくぐってから右腕をくぐるまでは、四つん這い(ハイハイ)の動きで大人の背中側をぐるっと回る。
- 2)13秒間で12回以上(3周)できたら成功。
- 3)「跳ぶ」、「くぐる」をそれぞれ1回ずつカウントする。

- ・ジャンプは、両足をそろえてジャンプできた場合のみ1回とカウントします。
- ・大人の腕の高さ次第で子どものくぐり方が変わってしまいます。横に広げた腕の高さが子どもの腰の高さになるように注意してください。
体を移動する運動③
リズム両足ジャンプ2~4歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)足は、両足をそろえたままその場で連続ジャンプ(1拍子)。
- 2)手は、「頭の上でたたく」→「太ももの横をたたく」(2拍子)。
- 3)1)の足の動きと、2)の手の動きを組み合わせてリズム良く繰り返す。カウントは「頭の上でたたく」→「太ももの横をたたく」で1回。
- 4)4回連続できたら成功。

- ・大人が、子どもの前に立って一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
- ・まずは足の動きだけ、次は手の動きだけ、その後に足と手を一緒にやってみるという流れで、一緒にやりながら説明してあげてください。
リズムクロスジャンプ4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)足は、「パー(開く)」→「クロス(交差する)」(2拍子)でジャンプする。
- 2)手は、「頭の上でたたく」→「太ももの横をたたく」(2拍子)。
- 3)1)の足の動きと、2)の手の動きを組み合わせてリズム良く繰り返す。カウントは「頭の上でたたく」→「太ももの横をたたく」で1回。
- 4)4回連続できたら成功。

- ・大人が、子どもの前に立って一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
- ・まずは足の動きだけ、次は手の動きだけ、その後に足と手を一緒にやってみるという流れで、一緒にやりながら説明してあげてください。
リズムグーパージャンプ6~8歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)足は、「グー(そろえる)」→「パー(開く)」(2拍子)でジャンプする。
- 2)手は、「頭の上でたたく」→「肩をタッチ」→「太ももの横をたたく」(3拍子)。
- 3)1)の足の動きと、2)の手の動きを組み合わせてリズム良く繰り返す。カウントは「頭の上でたたく」→「肩をタッチ」→「太ももの横をたたく」で1回。
- 4)4回連続できたら成功。

- ・まずは足の動きだけ、次は手の動きだけ、その後に足と手を一緒にやってみるという流れで、一緒にやりながら説明してあげてください。
- ・簡単にできてしまった子は、手の動きと、足の動きを自分で工夫してチャレンジしてみましょう。
体を移動する運動④
連続グーチョキパー2~4歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-

- ・子どもの前方で大人が一緒にやってあげると、子どもはイメージをもちやすいです。
- ・それぞれの動きの間で1秒以上止まることなく、リズム良くできるかどうかを見てあげてください。ただし、うまくできていなくても、子どもは大人の動きを真似すること自体が楽しいので、肯定的な声掛けをしながら楽しみましょう。
- ・簡単にできてしまった子は、「グーチョキパーで何つくろう」の歌に合わせて、ジャンプしながら遊んでみても面白いです。
ケンパ4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)「ケン」は片足、「パ」は両足として「ケンパ、ケンパ、ケンケンパ」のリズムに合わせて、前方に進む。
- 2)「ケンパ、ケンパ、ケンケンパ」が、リズム良く2回連続できたら成功。

- ・子どもの前方で大人が一緒にやってあげると、子どもはイメージをもちやすいです。
- ・「ケン」の足は、やりやすい方の足でOKです。できた子には、「ケン」を反対の足でもできるかな?と指示してチャレンジしてみてください。
- ・簡単にできてしまった子は、ジャンケングリコ(ジャンケンの結果に合わせてケンパで目的地まで進んでいく遊び)をしても面白いです。例えば、グーで勝ったら「グ・リ・コ」と3歩進めます。チョキで勝ったら「チ・ヨ・コ・レ・-・ト」と6歩、パーで勝ったら「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」と6歩進めます。自分たちで言葉を工夫してもいいですね。
クロス足タッチ6~8歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- 1)「左足を体の前に上げ、右手で左足の裏をタッチ」→「右足を体の前に上げ、左手で右足の裏をタッチ」→「左足を体の後ろに上げ、右手で後ろから左足の裏をタッチ」→「右足を体の後ろに上げ、左手で後ろから右足の裏をタッチ」する動きで1セット。これを、軽くジャンプしながらリズム良く繰り返す。
- 2)1秒に2回のリズムで、リズム良く16回(4セット)できたら成功。

- ・大人が、子どもの前に立って一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
- ・まずはゆっくりと行い、動きを覚えましょう。慣れてきたら少しずつ速くして、1秒に2回のリズムに近づけていきましょう。
体を移動する運動⑤
紙コップ運び(25秒)2~4歳
- 準備
-
- ・メジャー
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・スタート地点に30 cmほど線を引く。そこから3 m離れたところにも同様の線を引き、紙コップを線の上に5つ並べて置いておく。
- 説明
-
- 1)スタートの合図で、紙コップを1つずつ取りに行き、スタート地点の線の上に並べていく。
- 2)最後の紙コップをスタート地点に置き終わるまで、25秒以内にできたら成功。

- ・紙コップを1個ずつ取っていくことが理解しづらい子どもには、大人が1個ずつ置いて、子どもが運ぶ紙コップが明確になるようにしてあげましょう。
紙コップ運び(18秒)4~6歳
- 準備
-
- ・メジャー
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・スタート地点に30 cmほど線を引く。そこから3 m離れたところにも同様の線を引き、紙コップを線の上に5つ並べて置いておく。
- 説明
-
- 1)スタートの合図で、紙コップを1つずつ取りに行き、スタート地点の線の上に並べていく。
- 2)最後の紙コップをスタート地点に置き終わるまで、18秒以内にできたら成功。

- ・運んできた紙コップをスタート地点の線の上に1個ずつきれいに並べたがる子の場合、運んできて置いた紙コップを大人がそのつど拾って、受け取ってあげても良いです。
紙コップ運び(15秒)6~8歳
- 準備
-
- ・メジャー
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・スタート地点に30 cmほど線を引く。そこから3 m離れたところにも同様の線を引き、紙コップを線の上に5つ並べて置いておく。
- 説明
-
- 1)スタートの合図で、紙コップを1つずつ取りに行き、スタート地点の線の上に並べていく。
- 2)最後の紙コップをスタート地点に置き終わるまで、15秒以内にできたら成功。

- ・運んできた紙コップをスタート地点の線の上に1個ずつきれいに並べたがる子の場合、運んできて置いた紙コップを大人がそのつど拾って、受け取ってあげても良いです。
体のバランスをとる運動①
くるりんぱ2~4歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- ・子どもの手を握る時は、子どもの手首を握るようにすると安定します。その時、大人の小指は子どもの親指と人差し指の間にして握らせると良いです。
- ・子が後ろにくるんと回った時に、大人は握った手を子ども側に少し移動させてあげることで、子の肩が伸ばされ過ぎないようにしましょう。また、回った時に床に足を強く打たないように注意してください。
- ・初めてやる時は、手を握っている大人以外の大人が子どもの体を補助しながら、ゆっくりと回る動きを経験させてあげましょう。
往復くるりんぱ4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)大人と向かい合って手を握り、大人の脚やお腹を足で蹴り上がって後ろに回る。
- 2)回り終わった姿勢から、床を蹴って逆に回り、元の姿勢に戻ってくることができたら成功。

- ・子どもの手を握る時は、子どもの手首を握るようにすると安定します。その時、大人の小指は子どもの親指と人差し指の間にして握らせると良いです。
- ・子が後ろにくるんと回った時に、大人は握った手を子ども側に少し移動させてあげることで、子の肩が伸ばされ過ぎないようにしましょう。
- ・回り終わった姿勢から、逆に回って元の姿勢に戻ってくる時に、勢いがつき過ぎて床に足を強打する子もいます。子が慣れないうちは、手を握っている大人が着地の前に少し手を上に上げたり、床に柔らかいものを置いておいたりするなどして、安全に注意して行いましょう。
足なしくるりんぱ6~8歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- ・子どもの手を握る時は、子どもの手首を握るようにすると安定します。その時、大人の小指は子どもの親指と人差し指の間にして握らせると良いです。
- ・子が後ろにくるんと回った時に、大人は握った手を子ども側に少し移動させてあげることで、子の肩が伸ばされ過ぎないようにしましょう。
体のバランスをとる運動②
前転がり2~4歳
- 準備
- 布団やマット
- 説明
-
- 1)床に両手をつき、頭のてっぺんよりも後ろをついて、前方に真っすぐに前転がりをすることができたら成功。
- 2)立てなくても良い。

- ・頭のてっぺんをついたまま転がると、真っすぐには転がりづらいです。床に両手をつきながら、頭の後ろをつくことを意識させてみましょう。
- ・たとえ上手に真っすぐ回れなくても、周りの人が褒めてくれることが嬉しいものです。たくさん認める声かけをしてあげてください。
- ・転がる感覚を身につける遊びとして、子どもにダンゴムシ(手足を折りたたんで小さく丸まる)になってもらい、大人がゆらゆら揺らしたり、転がしたりしてあげても面白いです。
でんぐり返し4~6歳
- 準備
- 布団やマット
- 説明
-

- ・回り終わる時に膝を曲げるように意識させると上手くできるようになってきます。
- ・最初のうちは、「回る動き」と、「起き上がる動き」が別々になっていると思いますが、上達してくると、回りながら一連の動きで床に手をついて起き上がることができるようになってきます。
前転6~8歳
- 準備
- 布団やマット
- 説明
-

- ・手を床につかずに起き上がれないうちは、子どもが回り終わる位置に向かい合うように大人が膝立ちして、回り終わった子どもの両手を持って起き上がらせてあげるような補助や子どもの横に座り起き上がるタイミングで背中を押す補助をしてあげましょう。だんだんと、回り終わった後に手を使わずに起き上がる感覚が身についてきます。
- ・簡単にできてしまった子は、連続前転や開脚前転にもチャレンジしてみましょう。
体のバランスをとる運動③
片足ケンケンジャンプ2~4歳
- 準備
- 特になし
- 説明
-
- 1)バランスを崩して両足を床につけないように、その場で片足ケンケンジャンプを連続10回できたら成功。
- 2)やりやすい方の足で良い。

- ・大人が、子どもの前に立って一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
片足ケンケン周り4~6歳
- 準備
- 大人は、子どもが周る目印として立つ。
- 説明
-
- 1)バランスを崩して両足を床につけないように、片足ケンケンジャンプで、立っている大人の周りを3周回る。回る方向は自由。
- 2)両方の足でできたら成功。

- ・簡単にできてしまった子は、片足ケンケン周りの途中で大人が子どもを軽く押してもバランスを崩さずにできるかチャレンジしてみましょう。
片足ケンケン左右ジャンプ6~8歳
- 準備
- 長さ30~50 cmくらいの線を床にひいておく(テープ、ひも、縄跳び…など)
- 説明
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- 1)線を踏まないように、さらに、バランスを崩して両足を床につけないように、10回連続で左右にジャンプする。
- 2)両方の足でできたら成功。

- ・靴下を履いたまま行うと滑りやすいため、裸足またはシューズを履いて行う。
- ・タオルを床に置いて目印にすると、ジャンプして踏んだ時に滑る可能性があるため注意する。
- ・簡単にできてしまった子は、「手をたたきながら」でもできるかチャレンジしてみましょう。さらに、色々なジャンプの仕方を考えても面白いです。
体のバランスをとる運動④
片足上げクマさん2~4歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
-
- 1)高這い(クマさん)の姿勢から、片足がお尻よりも上になるように高く上げる。そのままの姿勢で10秒キープできたら成功。
- 2)やりやすい方の足で良い。

- ・まずは子どもの前で、大人が両足を床につけたクマさんの姿勢を見せて真似してもらいましょう。その姿勢から、片足をお尻よりも上に上げるようにして、子どもと一緒にやってあげるとイメージがつかみやすいです。
- ・簡単にできてしまった子は、そのままの姿勢で前に進んでいけるかチャレンジしてみましょう。
横向き片手両脚バランス4~6歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
-
- 1)床に片手と両足をつけて、体が真っすぐになるように横向きになる。この時、お尻が後ろに出たり、床に近づいたりしないように真っすぐになる。
- 2)足の位置は、片方の足のかかとと、もう片方の足のつま先がつくように前後にずらしてもよい。
- 3)この横向きの姿勢のまま、手や足の位置を動かさずに5秒キープする。
- 4)両側でできたら成功。

- ・大人が、子どもの前で一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
横向き片手片足バランス6~8歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
-
- 1)床に片手と両足をつけて、体が真っすぐになるように横向きになる。この時、お尻が後ろに出たり、床に近づいたりしないように真っすぐになる。
- 2)足の位置は、片方の足のかかとと、もう片方の足のつま先がつくように前後にずらしてもよい。
- 3)この横向きの姿勢から、上側にある手を上に伸ばし、上側にある足も腰より高い位置まで上げる。この姿勢のまま、手や足の位置を動かさずに5秒キープする。
- 4)両側でできたら成功。

- ・大人が、子どもの前で一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
- ・簡単にできてしまった子は、ジャンケンゲームにしてすると面白いです。例えば、ジャンケンで負けた人が「横向き片手片足バランス5秒」、あいこだったら2人とも5秒、といった具合にやってみましょう。
体のバランスをとる運動⑤
腹ばいお舟2~4歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- 1)うつ伏せで、両足を持ち、あご・胸・膝を床につけずに、お腹でバランスをとる。
- 2)10秒できたら成功。

- ・大人が、子どもの前で一緒にやってあげると、子どもはイメージしやすいです。
- ・胸と膝を床につけないように体を反らせて、お腹でバランスをとれるかがポイントです。
- ・簡単にできてしまった子は、そのままの姿勢で前後にゆらゆらと揺れてみましょう。
あおむしコロりん4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- 1)うつ伏せの姿勢になり、手と肘、膝と足を床につけないように上げる。
- 2)その姿勢から、手と肘、膝と足を床につけずに横に転がり、仰向けの姿勢になる。
- 3)そのまま、手と肘、膝と足を床につけずに横に転がり、うつ伏せの姿勢になる。
- 4)このように、手と肘、膝と足を床につけずに、うつ伏せ→仰向け→うつ伏せと1回転できたら成功。

- ・肘や膝が床について回っていても、「肘ついてるよ!」、「膝つけない!」と声かけするのではなく、まずは頑張った姿を認めてあげてください。その上で、「次は、肘も上げて回れるかな?」と声かけしてあげましょう。
ゆりかご立っち6~8歳
- 準備
- 布団やマット(転がって痛くなければ、なくても良い)
- 説明
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- ・床に手をつけずに起き上がれない時は、戻って来たタイミングで子どもの両手をもって起こしてあげるか、背中を押して起こしてあげましょう。
- ・最初から小さく丸まって行うよりも、後ろに転がる時には脚を伸ばしておいて、前に転がり戻ってくる時に一気に膝を曲げて小さくなると、勢いがついて回りやすいです。
用具を操作する運動①
ボールバウンドキャッチ2~4歳
- 準備
- 弾むドッジボールくらいの大きさのボール
- 説明
-
- 1)ボールを両手で床に打ち付け(ボールを地面に落とし)、バウンドしたボールをキャッチする。
- 2)2回連続できたら成功。

- ・バウンドキャッチが難しい子は、まずは転がしたボールをキャッチする遊びから始めましょう。ボールの動きを目で認識して、動きに合わせて捕るといった基本的な力をつけることができます。
- ・風船やレジ袋などを投げ上げてキャッチするような遊びでも、「捕る」力をつけることができます。
- ・簡単にできてしまった子は、キャッチする前に手をたたいたり、床をタッチしたりといった動作を加えてチャレンジしてみてください。
片手ボールつき4~6歳
- 準備
- 弾むドッジボールくらいの大きさのボール
- 説明
-
- 1)片手で5回連続ボールつきができたら成功。
- 2)やりやすい方の手で良い。

- ・難しい時は、大人が子どもの手をもって、一緒にボールつきをしてみましょう。だんだんとボールをつく感覚をつかむことができます。
- ・簡単にできてしまった子は、反対の手でもチャレンジしてみましょう。
片手ボールつき周り6~8歳
- 準備
-
- ・弾むドッジボールくらいの大きさのボール
- ・大人は、子どもが周る目印として立つ。
- 説明
-
- 1)片手でボールつきをしながら、立っている大人の周りを1周できたら成功。
- 2)やりやすい方の手で良い。

- ・簡単にできてしまった子は、反対の手でもチャレンジしてみましょう。
- ・さらにできてしまった子は、大人が両手を横に伸ばして少し下げた状態にして、手の下をくぐる時もボールをつきながら周れるかチャレンジしてみましょう。
用具を操作する運動②
タオルボールスロー(1.5m)2~4歳
- 準備
-
- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を2回結んでボールをつくる。
- ・メジャー
- ・投球ラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そのラインから1.5m離れたところにも長さ30㎝ほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)投球ラインから1.5 m離れたところに引いてある線の上に膝の位置がくるように、大人が膝をついて立ち、胸の前に手で輪っかをつくって、子どもが見やすいように少し下げる。
- 2)子どもは投球ラインの手前から、その輪っかの中をめがけて、タオルボールを5回中3回投げ入れることができたら成功。

- ・最初からタオルボールを5個作っておくと、投げる回数が明確になり、より子どもの意欲が持続してチャレンジができます。
- ・年齢の低い子どもは、投球ラインを越えて投げてしまうことがあります。その場合、投球ラインの代わりに何か立体物を置いて、その後ろから投げるようにさせると「出てはいけないこと」を理解しやすいかもしれません。
タオルボールスロー(3m)4~6歳
- 準備
-
- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を2回結んでボールをつくる。
- ・メジャー
- ・投球ラインとして長さ30cmほどの線を引く。そのラインから3m離れたところにも長さ30cmほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)投球ラインから3 m離れたところに引いてある線の上に膝の位置がくるように、大人が膝をついて立ち、胸の前に手で輪っかをつくって、子どもが見やすいように少し下げる。
- 2)子どもは投球ラインの手前から、その輪っかの中をめがけて、投げやすい方の片手でタオルボールを5回中3回投げ入れることができたら成功。

- ・最初からタオルボールを5個作っておくと、投げる回数が明確になり、より子どもの意欲が持続してチャレンジができます。
タオルボールスロー(4m)6~8歳
- 準備
-
- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を2回結んでボールをつくる。
- ・メジャー
- ・投球ラインとして長さ30cmほどの線を引く。そのラインから4m離れたところにも長さ30㎝ほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)投球ラインから4m離れたところに引いてある線の上に膝の位置がくるように、大人が膝をついて立ち、胸の前に手で輪っかをつくって、子どもが見やすいように少し下げる。
- 2)子どもは投球ラインの手前から、その輪っかの中をめがけて、投げやすい方の片手でタオルボールを5回中3回投げ入れることができたら成功。

- ・簡単に出来てしまった子は、大人と子どもがそれぞれタオルボールを持ち、「せーの!」の合図で同時に投げ合ってキャッチボールができるかチャレンジしてみましょう。
用具を操作する運動③
紙コップキック(1.5m)2~4歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・メジャー
- ・キックラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そのラインから1.5 m離れたところに長さ1 mほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)キックラインの上に置いた紙コップを蹴りやすい方の足で蹴って、1.5 m離れたラインよりも遠くに、5回中3回飛ばすことができたら成功。
- 2)転がって超えても良い。

- ・紙コップを1回蹴るごとに取りにいくのは大変なので、最初から5個用意しておくと、よりスムーズにチャレンジができます。子どもが1回蹴るごとに、大人がキックラインの上に紙コップを置いてあげましょう。
- ・紙コップを立てる向きは自由です。
紙コップキック(3m)4~6歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・メジャー
- ・キックラインとして長さ30cmほどの線を引く。そのラインから3m離れたところに長さ1mほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)キックラインの上に置いた紙コップを蹴りやすい方の足で蹴って、3m離れたラインよりも遠くに、5回中3回飛ばすことができたら成功。
- 2)転がって超えても良い。

- ・紙コップを1回蹴るごとに取りにいくのは大変なので、最初から5個用意しておくと、よりスムーズにチャレンジができます。子どもが1回蹴るごとに、大人がキックラインの上に紙コップを置いてあげましょう。
- ・紙コップを立てる向きは自由です。
- ・簡単にできてしまった子は、3m離れたラインの上に大人が足を開いて立ち、その足の間のゴールをめがけて紙コップを蹴り、5回中3回入るかチャレンジしてみましょう。
紙コップドリブル&シュート6~8歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・大人は、足を肩幅くらいに開いて立って目印になる。
- 説明
-
- 1)目印として立っている大人の正面からスタート。足を肩幅くらいに開いて立っている大人の周りを紙コップを蹴りながら1周ドリブルし、正面に戻ってきたら、最後は紙コップを大人の股の下にシュートしてくぐらせる。
- 2)8秒以内にできたら成功。

- ・簡単にできてしまった子は、反対周りにもチャレンジしてみましょう。
用具を操作する運動④
手のひら紙コップ打ち2~4歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・メジャー
- ・スタートラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そのラインから1.5 m離れたところに長さ1 mほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)スタートラインの上に置いた紙コップを、横から手で打って飛ばす。1.5 m離れたラインよりも遠くに、5回中3回飛ばすことができたら成功。
- 2)転がって超えても良い。

- ・紙コップを1回打つごとに取りにいくのは大変なので、最初から5個用意しておくと、よりスムーズにチャレンジができます。子どもが1回打つごとに、大人がスタートラインの上に紙コップを置いてあげましょう。
- ・紙コップを立てる向きは自由です。
手のひら下手(したて)紙コップ打ち4~6歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・メジャー
- ・スタートラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そのラインから1.5 m離れたところに長さ1 mほどの線を引いておく。
- 説明
-
- 1)スタートラインの手前に立ち、片手で紙コップを上に投げ上げ、もう片方の手で紙コップをアンダーサーブのように下から前方に打つ。1.5 m離れたラインよりも遠くに、5回中3回飛ばすことができたら成功。
- 2)転がって超えても良い。

- ・紙コップを1回打つごとに取りにいくのは大変なので、最初から5個用意しておくと、よりスムーズにチャレンジができます。子どもが1回打つごとに、大人が紙コップを渡してあげましょう。
- ・投げ上げた紙コップになかなか当たらない子は、風船を落ちないように打つ遊びを通して、物と自分との距離をつかむ力を高められると良いでしょう。
手のひら上手(うわて)紙コップ打ち6~8歳
- 準備
-
- ・紙コップ(205ml)5個
- ・メジャー
- ・スタートラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そのラインから3 m離れたところに長さ1 mほどの線を引いておく。
- 説明
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- 1)スタートラインの手前に立ち、片手で紙コップを上に投げ上げ、もう片方の手で紙コップをバレーボールのアタックのように上から前方に打つ。3 m離れたラインよりも遠くに、5回中3回飛ばすことができたら成功。
- 2)転がって超えても良い。

- ・紙コップを1回打つごとに取りにいくのは大変なので、最初から5個用意しておくと、よりスムーズにチャレンジができます。子どもが1回打つごとに、大人が紙コップを渡してあげましょう。
用具を操作する運動⑤
人間縄跳び2~4歳
- 準備
- 新聞紙やA4サイズの用紙を丸めて、棒状にする。
- 説明
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- 1)紙で作った棒を回す大人の方を向いて立ち、地面すれすれを動く棒を一定のリズムでタイミングよく跳ぶ。
- 2)回す大人は、子どもが紙の棒を跳んだら頭の上をぐるっと回して、再び跳ばせる。
- 3)大人が回す紙の棒を、5回連続で跳ぶことができたら成功。

- ・紙の棒は固くし過ぎない方が、子どもが踏んだ時にくしゃっとつぶれるので安全です。
- ・子どもが紙の棒をよく見て、タイミングを合わせて跳ぶことができているかを見ていてください。
縄跳び両足跳び(5回)4~6歳
- 準備
- 縄跳び
- 説明
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- 1)一連の動作で、縄跳びの前回し跳びが、5回連続できたら成功。
- 2)1回旋1跳躍でも、1回旋2跳躍でも、どちらでも良い。

- ・「回す」、「跳ぶ」の動作が一連の動きになっていない場合は、成功ではありません。でも、動作がつながっていなくても跳ぶことができている姿(跳べなくても跳ぼうと頑張っている姿)を大いに認めてあげてください。
- ・両手で縄を回す感覚をつかむ練習として、縄跳びの持ち手がお腹の前に垂れるように縄跳びの真ん中あたりを首にかけ、垂れた持ち手の手前の縄をそれぞれの手で持って、持ち手をぐるぐる回す方法があります。
- ・上手く回して跳べない場合、片方の縄の持ち手を親が持って回しながら(もう片方は子どもが持って回しながら)跳ぶ方法もあります。
縄跳び両足跳び(30回)6~8歳
- 準備
- 縄跳び
- 説明
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- 1)一連の動作で、縄跳びの前回し跳びが、30回連続できたら成功。
- 2)1回旋1跳躍でも、1回旋2跳躍でも、どちらでも良い。

- ・簡単にできてしまった子は、連続で何回跳べるかチャレンジしてみましょう。また、違う跳び方にも挑戦してみてください。
力試しの運動①
足上げ腕支持2~4歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- ・急に足を持って上げると、床に顔を打つ可能性もあるので、膝をついて腕支持の姿勢ができてから、ゆっくりと足を持ち上げてあげましょう。
- ・簡単にできてしまった子は、壁に背中を向けてしゃがみ、両手を床につけたまま足を上げて壁につけて腕支持のポーズができるかチャレンジしてみましょう。足を壁の上の方にどんどん上げていくと、前にくるんと回ってしまうかもしれないので、周りに物がないかを確認してからやってみましょう。
手押し車(20歩)4~6歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- ・上手くできない子には、後ろの人が足首ではなく、膝を持ってあげましょう。少し楽にすることができます。できるようになってきたら、足首をもった手押し車にチャレンジしてみてください。
- ・簡単にできてしまった子は、壁に背中を向けてしゃがみ、両手を床につけたまま足を上げて壁につけて腕支持のポーズができるかチャレンジしてみましょう。その時に、片足を壁から離せるかやってみてください。
手押し車(30歩)6~8歳
- 準備
- 特になし
- 説明
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- ・簡単にできてしまった子は、壁に背中を向けてしゃがみ、両手を床につけたまま足を壁の上の方まで上げていきましょう。そのまま、腕の力を使って横に移動できるかチャレンジしてみてください。足を壁の上の方にどんどん上げていくと、前にくるんと回ってしまうかもしれないので、周りに物がないかを確認してからやってみましょう。
力試しの運動②
タオルぶら下がり(5秒)2~4歳
- 準備
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- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を横にしてクルクルねじり、棒のようにする。その両端を大人が持ち、子どもの頭の高さに固定する。
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- ・ふかふかのタオルを使うと、タオル棒が太くなって子どもが握りづらいです。一般的なフェイスタオルを使いましょう。
- ・子どもが落ちた時に背中の方に転んで頭を打たないように、注意して行ってください。
タオルぶら下がり(10秒)4~6歳
- 準備
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- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を横にしてクルクルねじり、棒のようにする。その両端を大人が持ち、子どもの頭の高さに固定する。
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
-

- ・ふかふかのタオルを使うと、タオル棒が太くなって子どもが握りづらいです。一般的なフェイスタオルを使いましょう。
- ・子どもが落ちた時に背中の方に転んで頭を打たないように、注意して行ってください。
肘曲げタオルぶら下がり6~8歳
- 準備
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- ・タオル(フェイスタオル、主に34cm×84cmの洗面所にかけられているタオル)を横にしてクルクルねじり、棒のようにする。その両端を大人が持ち、子どもの頭の高さに固定する。
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- ・子どもの体重を支えられない時は、大人2人でタオルの両端を持つようにしましょう。
- ・ふかふかのタオルを使うと、タオル棒が太くなって子どもが握りづらいです。一般的なフェイスタオルを使いましょう。
- ・子どもが落ちた時に背中の方に転んで頭を打たないように、注意して行ってください。
力試しの運動③
テーブル2~4歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- ・お腹の位置が下がりやすいので、「テーブル」の形をイメージさせると真っすぐになりやすいです。
- ・簡単にできてしまった子は、この姿勢のまま前後左右に歩いてみましょう。「クモ」みたいな動きですね。
頭つけブリッジ4~6歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- 1)仰向けの状態で頭の横(耳の横)の床に両手をつけ、膝を曲げる。
- 2)頭を床につけたままブリッジの姿勢になり、背中を地面から浮かせる。10秒姿勢を崩さないでできたら成功。
- ※動画では肩が着いているように見えますが、肩を着かず、頭と足だけでバランスがとれたら成功です。

- ・首を痛めないように、最初は子どもの背中を持ち上げてあげながら、感覚をつかめるように補助してあげましょう。
ブリッジ6~8歳
- 準備
- ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- 説明
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- 1)仰向けの状態で頭の横(耳の横)の床に両手をつけ、膝を曲げる。
- 2)頭と背中を浮かせてブリッジの姿勢になり、10秒姿勢を崩さないでできたら成功。

- ・首を痛めないように、最初は子どもの背中を持ち上げてあげながら、感覚をつかめるように補助してあげましょう。
- ・手と足の位置を近づけるようにする方が、少し楽にブリッジをすることができます。
- ・簡単にできてしまった子は、ブリッジの姿勢のまま、ゆっくりと片足を上げてみましょう。もっと出来る子は前後左右に歩いてみましょう。
力試しの運動④
クマ歩き2~4歳
- 準備
- 大人は、目印として立つ。
- 説明
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- ・「親グマについて来て」と言って、大人と一緒にすると、子どもは意欲的に取り組みやすいです。
ラッコ競争4~6歳
- 準備
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- ・メジャー
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・スタートラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そこから3 m離したところにゴールラインとして長さ30 cmほどの線を引いておく。
- 説明
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- 1)スタートラインの位置に膝を曲げた足先がくるように、ゴールラインの方に頭を向けて仰向けになる。
- 2)スタートの合図で足の裏で地面を蹴りながら頭の方向(ゴールラインの方向)へ進む。ゴールラインを子どもの足が超えるまでの時間を測る。
- 3)5秒以内にできたら成功。

- ・子どもは進行方向を見づらいので、頭をぶつけるものがないかを事前に確認しておきましょう。
- ・子どもの意欲を高めるために、ゴールラインのところに大人が足を開いて立ち、そのトンネルを足がくぐり終わるまでの時間を計っても良いです。
ボート漕ぎ競争6~8歳
- 準備
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- ・メジャー
- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・スタートラインとして長さ30 cmほどの線を引く。そこから3 m離したところにゴールラインとして長さ30 cmほどの線を引いておく。
- 説明
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- 1)足がスタートラインを踏むように三角座りで準備する。
- 2)スタートの合図で、両足で地面を押して前に3m進み、ゴールラインまで足が到達したら、体の向きはそのままで後ろに3m戻り、スタートラインまで足が到達したら終了。この時に手は使用しない。
- 3)10秒以内にできたら成功。

- ・ゴールラインの付近に大人が待機して応援の声掛けをしてあげましょう。
- ・簡単にできてしまった子は、三角座りで大人と背中合わせで座り、スタートの合図で背中を押し合って勝負しても面白いです。足の力を思いきり使って、相手を動かした方の勝ちです。
力試しの運動⑤
コアラ2~4歳
- 準備
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- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・大人は、肩幅より少し広いくらいに足を左右に広げて立つ(膝は曲げずに立つ)。
- 説明
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- 1)大人の脇の部分に手、お腹に足を巻き付け、落ちないように抱きつく。
- 2)そのまま、自分だけの力で10秒しがみつくことができたら成功。

- ・子どもが後ろに落ちないように、大人はすぐに補助できる体勢をとっておきましょう。
スーパーコアラ4~6歳
- 準備
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- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・大人は、肩幅より少し広いくらいに足を左右に広げて立つ(膝は曲げずに立つ)。
- 説明
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- 1)大人の脇の部分に手、お腹に足を巻き付け、落ちないように抱きつく。
- 2)そのまま、自分だけの力で25秒しがみつくことができたら成功。

- ・子どもが後ろに落ちないように、大人はすぐに補助できる体勢をとっておきましょう。
- ・簡単にできてしまった子は、抱っこ→おんぶ→抱っこの順で、落ちないように大人の体の周りを1周ぐるっと回ってみましょう。背中に回る時に補助しづらいので、最初は大人がソファーに座った状態で挑戦させてみても良いです。
逆さコアラ6~8歳
- 準備
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- ・ストップウォッチ(時間を計れるもの)
- ・下に敷く柔らかいもの(必要に応じて)
- ・大人は、四つん這いになる。
- 説明
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- 1)四つん這いの大人のお腹に抱きつく。
- 2)落ちずに20秒できたら成功。

- ・子どもが後頭部を打たないように、布団や座布団など、柔らかいものを下に敷いておくか、大人がすぐに補助できるようにしておきましょう。
【ちびっ子チャレンジ運動 監修者のみなさま】
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香村 恵介 氏
名城大学農学部体育科学研究室
准教授 博士(スポーツ健康科学) - 幼少期の子どもたちが心身共に健康で運動好きになることを目指して、子どもの体力・運動能力や身体活動に関連した研究に取り組む。
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香村 恵介 氏
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坪井 清子 氏
揖斐川町立大和小学校
非常勤講師 - 小学校体育の専門として、特に体つくり運動や表現運動を研究・実践してきた。子どもたちが活き活きと夢中になる体育実践に定評がある。
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坪井 清子 氏
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八藤 直樹 氏
学校法人京都城南学園向島幼稚園
体育指導主任 - 幼稚園で30年に渡り、子どもの心と体が動き笑顔溢れる体育指導を実践し、講師も多数経験。著書に『子どもの運動遊びバイブル』株式会社みらい。
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八藤 直樹 氏